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社労士による社労士試験合格法!

人事部所属の勤務社労士がお伝えする社労士試験合格法!人事の実務や社労士の現実もお伝えします。

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横断学習は必要か?

皆様、おはようございます。

今日のテーマは
”横断学習”
です。

どの予備校でもこの時期(直前期)になるとこの横断学習を授業で取り入れていますが、本当に必要でしょうか?

様々な意見が有りますので現在横断学習をしていらっしゃる方は存分にされればいいと思うのですが、今から
”横断学習やっていない!早くやらなきゃ!”
と思っている方にお伝えしますが、それほど無理やりやらなくてもいいのでは?
と思います。

私は横断学習は特にやりませんでした。

と言ってもよく似たところを科目別に比較して復習はしていましたがそんな程度でいいのでは?と思います。

まず、社労士試験の特徴として当然ですが
”科目別”
に試験が実施されます。

”何を今更・・・”
ですが、科目がゴチャゴチャに混ざって出題されないので大事なことは横断学習のように科目の垣根を取り壊す学習方法ではなく、反対に科目ごとの垣根を高める学習方法が必要なのではないでしょうか?

よく似た科目はもちろんあります。

”健康保険と厚生年金”の被保険者や適用部分
”厚生年金と国民年金”の支給要件部分
”雇用保険と労災保険”の適用部分
”確定拠出と確定給付”の適用部分

その他、罰則部分や時効部分などはよく似た部分ですのでセットで復習すれば効果はあると思いますが

”被保険者”
というくくりで厚生年金の被保険者と雇用保険の被保険者を一緒に学習してもあまり意味が無いような気がします。

特に択一試験のように3時間半で70問、350の肢を解く試験では横断ではなく、科目ごとにきっちりと覚えて解答できる知識が重要だと思います。

横断学習をして効果があるのは基本部分の学習がきっちりと出来て択一でも50点くらい取れる上級者がさきほどのような似た部分を復習のために行うときだと思います。

模試で択一30点くらいの初学者の方が
”横断学習でまとめて覚えてしまおう”
と思って取り組んでも余計にこんがらがるだけで終わってしまいますので注意してください。

横断学習はあくまで
”似た部分の復習で科目ごとの知識をより深める”
ためであって、
”まとめて一気に覚える”
ための学習ではない事とお伝えします。

横断学習より今一度科目別の学習に取り組んだほうが効果があると思います。

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選択式試験必勝法  その8

皆様、おはようございます。

今日で選択式試験必勝法も最終回となります。

今日は実際の本番はどう解いていけばいいのかをお伝えします。

私が受験した時は選択式が午前中でしたので、いろいろドラマがありました。

よくあったのは選択式試験の出来、不出来で午後の択一式試験に精神的に影響していい結果が出せなかった、昼休みに選択式の答え合わせをして完全にヘコんでしまった・・・などなど。

私も昼休みに知らない人が隣で選択式の答え合わせをしているのをうっかり聞いてしまって、午後の択一で大きく動揺してしまい不合格になってしまった苦い経験があります。

その反面、昨年から実施された択一式午前、選択式午後の方式はさほど午前の出来、不出来が午後に影響する事は少ないと思いますので受験生にすれば精神的には楽になったのではないでしょうか?

もっともあの3時間半の択一式試験を朝早くからやるっていうのもかなりつらそうですが・・・

さて、選択式問題が配られて
”始めてください”
となればどうしますか?

いきなり、労基から解いていきますか?

人それぞれペースがありますのでご自身の一番いいペースで解くのがいいとは思いますが、私が取った方法をご紹介します。

まず、試験問題をめくって、8科目全体を見ます。
パラパラめくって、まず
・テーマが何か判断する。
・数字ばかり、文章がめちゃくちゃ多いとかの奇問ではないか。
を確認します。

ここでテーマすら分からない。数字ばかりの問題がある。
となってもあせってはいけません。

次に簡単そうな問題をピックアップします。
恐らく3問から4問はすぐにサクサクと解ける問題と思いますのでその科目から解くことにします。

ここまで約5分費やしてもいいと思います。

あせってはいけませんのでしっかりグルーピングをしてその簡単な科目を解いていきます。
それぞれの問題を5分くらいで解くとここで20分から25分経過しているはずです。

次に残りの問題を解いていきますが、そこには結構難しい問題があると思いますのでその中でも解けそうな問題から解いていきます。
大体時間にして1科目あたり10分をめどに解いていきます。

途中の休憩(トイレ)ですがペースを掴むために必ず取る人と、反対に取らない人がいますがそれぞれの好みでいいと思います。

私は難しい問題の途中に行ってました。

用を足す、足さないは別にして外の空気を吸うという事で気分転換を図る事ができましたのでトイレに行っていました。

選択式試験はあせるといいことありませんので80分のうち40分くらいで5科目くらい終わらせて、残り半分の時間で難しい科目3科目と全体の見直し5分くらいのペースがいいのではないでしょうか?

あまり簡単な問題に時間をかけてももったいないですし、最後のマーキングのチェックも大事です。

それぞれのペースで解かれてはと思います。

マークミスは一番もったいないので気をつけましょう。
無いとは思いますが選択肢が③で答えが数字の5の場合マークを⑤にしてしまうなんてうっかりはやめましょう。

何度も言いますが、選択式試験は皆が取る問題を落とさない。
難しい問題が出ても救済がかかる可能性がある。
ただし、救済は2点が多く、1点を取ると非常に苦しい。

この事を試験中に気に留めて臨んでいただけたらと思います。

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選択式試験必勝法  その7

皆様、おはようございます。

今日も選択式試験についてお伝えします。

過去6回、選択式試験についての難しさをお伝えしましたが今回は残り試験まで選択式試験をどう攻略するかをお伝えします。

私が受験した際に行ったことを中心にお伝えしますので、現在皆様で取り組んでいる勉強方法の妨げにならないようにご注意ください。

選択式試験はテーマが各科目、テーマが1つか2つです。

という事は闇雲に勉強してもどこが出るか分かりません。
しかし、何度も言うように選択式試験は足切りにならない。ということが一番大事です。
つまり、他の人が点が取れる科目は点を取り、他の人が見たこともない問題は少なくとも2点とればいいということになります。

では、他の人が取れる問題をどう対処するのか。
それはテキストレベルの問題を数多くこなして取りこぼしをなくす事と思います。

私は大原予備校に一時通っていましたので、大原の選択式トレーニングを利用していました。
8科目を4冊にまとめた教材です。一般の書店でも販売していると思います。
その他、LEC出版やTACからも選択式トレーニングとして様々な問題が掲載されている問題集があると思います。
これらの教材ですと奇問・難問は掲載されていませんが基本的な問題はすべて掲載されています。現状、これらの問題集をお持ちの方は今一度取り組んでみればいかがでしょうか?

選択式試験は過去問をといていれば何とかなるという択一式試験とは勉強方法を変えるべきだと思います。
いかに知らないテーマを減らすか、いかに他の人が取れる問題を落とさないか。

ここがポイントだと思います。

今からは時間がかかるので本当は春くらいからの実施をお勧めしたかったのですが、テキストに模試等で出た部分を色塗りすることもやっていました。

これはテキストを見た際に一目で
”ここは選択式(模試)で出たところだ。”
と分かるようにするためです。

基本部分だけで心配な方にはお勧めですが今から過去の模試をひっくり返してマーキングするのも時間がかかりますので今からはお勧めしません。

今からの選択式攻略法は
・一問でも多く問題を解く。(特に基本)
・他の人が知っている、得点できる部分は絶対に落とさない。

この2点と思います。

難しい問題は皆が見ても難しい。
取れる問題を取らないと合格できない。

選択式試験の不安はあると思いますが、やれる事をやれば結果につながると思います。

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選択式試験必勝法  その6

皆様、おはようございます。

今日も選択式試験についてです。

いよいよ科目別も最後となりました。

今日は”一般常識”です。

社労士の勉強の中で労基法や年金等の科目などメジャー科目は一生懸命にするのですがこの一般常識はどうしても後回しか、やってもそれほど熱を入れてやらない。

そんな科目かもしれません。

それは当然です。

労働一般にしても雇用安定法から育児・介護休業法、最低賃金法・・・
社会一般も国民健康保険法から、確定給付年金法、介護保険法・・・

いくつあるんだ!と言いたいくらいありますし、ここに白書や労務管理、統計まで来ると何をすればいいのやら?となってしまいます。

しかしながら、配点を見ますと択一は5点づつですが選択式ではそれぞれが独立した科目として存在しており、それぞれに5点の配点があります。

という事は、年金や労基法といったメジャー科目と同じ配点なのです。

ここが多くの受験生を悩ませている原因かと思います。

では、一般常識をどう攻略するか・・・

過去にでた一般常識の傾向を見ていると

平成23年 労働・・・労務管理、賃金制度
      社会・・・介護保険(救済)

平成22年 労働・・・男女雇用機会均等法
      社会・・・確定拠出年金(救済)

平成21年 労働・・・労働組合
      社会・・・児童手当

平成20年 労働・・・最低賃金法
      社会・・・高齢者医療

平成19年 労働・・・社会保険労務士法
      社会・・・国民健康保険法(の歴史)

平成18年 労働・・・労働者派遣
      社会・・・戦後の社会保険の歴史(救済)

いかがでしょうか?

”難しい””何が出るか分からない”というイメージである一般常識ですが、過去の問題を見てどう考えても受験生皆が初見と思われるのは平成18年の社会一般くらいでしょうか?

あとの問題はテキストに載っている科目が多いのです。

ですから、テキストに載っている一般常識の中でもメジャーな科目は必ず一読してください。

選択式試験は何度も申し上げますが
”他の人が得点できる問題が得点できない”
ことは一番厳しいのです。

それと比較的に救済がかかる可能性が低いのです。

救済がかかる可能性だけでいうと平成18年の前の17年も16年も一般常識科目での救済はありません。

平成16年から23年までで救済がかかった科目で一番多いのは厚生年金の5回です。
そのあと、労基、労災と続き労一にいたってはこの8年で救済は0です。

案外、救済は難しい科目かもしれません。
問題自体はグルーピングもしやすく平易な問題が多いので知っているテーマかどうかが鍵を握ります。
知っているテーマでも昨年の社一は難しかったと思います。

さて、過去に受験された方ならご存知かもしれませんが”労一の怪”というのがあります。

これは何かというと昨年と平成21年の労一の問題で比較的平均点が低かったものの救済がかからなかったことに対しての受験生の不満と試験に対する不信感です。

事実、昨年の労一も労災、社一に続いて試験後の各予備校の平均点低かった事実が有ります。
21年の労一も恐らく救済がかかるだろうと思われるほどの平均点でした。

しかし、救済はかかりませんでした。

一部、ネットでは”労一祭り”などと騒ぎ立てる動きもあり、試験に対する不満が顕著に現れた年でした。

合格発表の際に送られてくる葉書にはこう書かれています。

”上記合格基準は、試験の難易度に差が生じたことから、昨年度試験の合格基準を補正したものである”

つまり平均点が低いから救済、高いから救済しないという判断ではないのです。

ですから、昨年では平均点が低い労一が救済されず、労一より平均点が高かった科目が救済されたのです。

救済の基準とはどのように決められているかは毎年いろんな説があります。
代表的な2つの説をお伝えします。

①合格者数があらかじめ決まっており択一式との整合性で救済科目を決める。
これはあらかじめ合格者を決めておき、択一式試験との関係で救済科目を調整するというものです。
例えば今年の合格者を4000人とします。
まず、救済をしない場合で4000人合格者を抽出しようとしたら択一の合格基準は32点となってしまった。
そこで一番平均点の低い選択科目を2点で合格にした場合択一の合格基準は34点となった。
まだまだ択一の合格基準は低いので2番目に平均点の低い選択科目を2点で合格にしたら択一は35点となった。
もう一声!となって3番目に低い選択科目を2点合格にしたら択一は39点になってしまった。高すぎるから択一も37点くらいにすると合格者は4200人になってしまった。
これではいけないということで4番目に低い選択科目を2点合格にしたら択一の合格基準は37点で合格者数も約4000人になった。

これで選択科目は1番目、2番目、4番目に平均点の低い科目を2点合格とする。

という説です。
信憑性はありますね。

② 本当に平均点の低い科目から救済されている説。
この”労一祭り”では労一に限り平均点が低いのに救済されなかったという事実があります。他の科目では平均点が低ければやはり救済されているパターンがほとんどです。

実際の昨年と21年の労一の平均点はどうだったのでしょうか?

昨年の労一ですが、私が所属している人事部でも社労士試験に毎年チャレンジしている人がいます。人事関係で知り合った取引先の人も受験しています。
昨年試験終了したときに話を聞くと労一は両名とも4点取れています。

私も解いて見ましたが4点取れました。

よく見ると昨年の労一はまず、グルーピングがすでにされている4者択一の問題でした。
Cはまず難しい、Aも電算式という言葉が難しい。
しかし、Bは穴のあとに”誰が担当しても賃金は同じ”という言葉があるのですぐに”職務給”という言葉が入る事はすぐ分かります。
Dも”従業員の能力育成を促進”や”能力の高まった従業員に・・”と”能力”というキーワードがありますのでこれもすぐに”職能資格制度”が入ります。
最後にEですが明らかに”成果主義”ですね。文章を読む必要も無いくらい簡単です。

後から見れば何とでも言えますが実際に人事の担当者である私を始め他の人事担当者でもC穴意外は正解です。
人事担当者でなくてもB、D、Eは取れる問題と思います。(昨年労一で2点だった方には申し訳ないのですが・・・)

21年の労一もこんな感じでした。
人事担当者や労働組合の事を少し知っているだけで、3点は取れた可能性が十分高かったと思います。

各予備校の受験生は一般常識意外のメジャー科目はよく勉強していますがどうしても一般常識的な科目は平均点が低く出る傾向にあるのかもしれません。

ですから昨年の労一も各予備校が出した平均点よりも全体で見るとかなり高かったのではなかったのではないかという説です。

いずれにしてもあくまで”説”です。
どのように合格基準が決められているかは私も知りません。

一般常識の必勝法とすれば
・テキストレベルの問題を多く当たる。

ということに尽きるのではないでしょうか?

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選択式試験必勝法  その5

皆様、こんにちわ。
昨日から体調が悪くブログの更新が今になってしましました。
どうもいつもはエアコンをかけずに寝ているのですが、最近の猛暑でエアコンをかけっ放しで寝たことが原因のようです。
今年受験される方にとってここに来ての体調悪化は最悪ですので体調管理だけは十分ご注意ください。

さて、選択式試験必勝法も5回目になりました。
今日は社会保険科目3科目についてです。

社会保険と労働保険との違いについてですが労働保険には”労働保険料徴収法”という独立した科目が存在していますが社会保険には”社会保険料徴収法”という科目は存在しません。

したがって、社会保険科目を学習するにあたり、この保険料に関する項目の学習は必須になってきます。

しかも”ややこしい”ときていますのでタチが悪いですね。

昨年も健康保険、厚生年金の2科目でこの保険料絡みの問題が出題されていますので要注意です。

社会保険科目は意外にも”数字”の問題が多数出題されています。
しかしながら数字は基本的な問題が多く基本の数字を覚えていれば大丈夫と思いますが、一昨年の国民年金のようにとんでもない問題が出題されている事も事実です。
また、年齢に関する問題は社会保険科目と雇用保険だけですので基本的な年齢は抑えておきましょう。
と言っても60歳か65歳を問う問題が多いので正解はどちらかでしょうが。

一昨年の厚生年金では計算の問題が出ました。
在職老齢の問題でしたが、意外な問題でしたので計算に時間がかかった受験生も多かったと思います。

社会保険問題は難しい年と簡単な年の問題の差が激しいと感じます。
簡単な年は3分で解答できるか?と思うほどの簡単な問題ですし、難しいときはどう考えても分からないという問題です。
国民年金も以前は簡単な問題しか出ないという印象でしたがここ2年は超簡単とは行かなくなっています。

社会保険科目は先ほども申しましたが、保険料絡みの部分は外せないと思いますがそれ以外の問題は択一式の学習で培った知識で対応できると思います。

ここ数年を見ると社会保険科目のほうが労働保険科目より救済がかかるケースが多いので難しい問題でもあきらめず2点キープで臨むことが賢明と思います。

明日は一般常識についてお伝えします。

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